自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は11日、総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する意向を表明した。国会内で記者団に語った。今月16日に記者会見を開く方針だ。出馬意向表明は茂木敏充前幹事長に続き2人目。高市早苗前経済安保相は岸田文雄前首相と国会内で面会し、出馬する意向を伝えた。関係者が明らかにした。
立憲民主党など野党は11日、衆院に続き臨時国会の早期召集が必要だとする要求書を関口昌一参院議長に提出した。
小林氏は支援議員約20人との勉強会後、記者団の取材に応じ「中間層、若者が元気になるような日本をつくりたい。総裁選に臨む覚悟を固めた」と述べた。野党が主張する消費税減税への立場を問われ「物価高対策の選択肢に聖域を設けることなく、野党と誠実に向き合う」とも語った。
高市氏は11日夜、東京都内で支援議員らと協議。立候補に必要な推薦人20人の確保にめどを付けた。来週に会見を開く。高市氏は昨年の総裁選に立候補し、決選投票で石破茂首相に敗れた。