手話訴訟、二審も請求棄却

札幌地方・高等裁判所

 北海道札幌ろう学校の担任教諭が、手話の一つ「日本手話」に堪能でないため意思疎通できず、学習する権利を侵害されたなどとして、男子児童ら2人が北海道に計1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(斎藤清文裁判長)は11日、一審札幌地裁に続いて請求を棄却した。

 訴状などによると、当時小学3年の男子児童と6年だった女子児童は、日本手話で学べるクラスに在籍していたが、2022年4月から日本手話が堪能でない教諭が担任になり、授業が理解できず休みがちになったと訴えていた。

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