後発薬の製造で協業

大阪市淀川区の沢井製薬本社

 沢井製薬と日医工(富山市)は10日、ジェネリック医薬品(後発薬)の安定供給に向けて生産効率を高めるため、両社の製造所の集約や品目の統合で協業すると発表した。30品目について協議し、2026年以降から始める。

 沢井製薬によると、両社は重複する品目を多数製造している。今後、品目ごとに一方の社が製造を担い、もう一方にも供給するといった対応を進めていく。

 後発薬業界を巡っては、20年以降に企業の不祥事が相次ぎ、医薬品の供給不足が課題となっている。後発薬市場は拡大しているが「少量多品目」で生産効率が低下した。品質管理の負担が増えたことも背景にあるという。

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