独の無差別襲撃、シリア人終身刑

 【ベルリン共同】ドイツ西部デュッセルドルフの上級地方裁判所は10日、ゾーリンゲンで昨年8月に開かれた祭典で来場者を刃物で無差別に襲撃し3人を刺殺したなどとして、殺人や殺人未遂の罪に問われたシリア人の男(27)に最高刑の終身刑を言い渡した。

 男が強制送還を免れて滞在中に襲撃事件を起こしたことから、政府の移民・難民政策に対する批判が強まった。今年2月の総選挙では排外主義的な主張を掲げる右派政党AfDが第2党に躍進した。

 事件は昨年8月23日、ゾーリンゲンの広場で開かれた市制650周年祭典に数千人が集まる中で発生。過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。

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