ライチョウ5羽を長野に移送

移送されるニホンライチョウ(那須どうぶつ王国提供)

 栃木県那須町の動物園「那須どうぶつ王国」は10日、国の天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ5羽を野生復帰のため、長野県の中央アルプスの麓で環境省に引き渡した。元気という。山頂付近の飼育ケージに移し、10日間程度環境に慣れさせてから放鳥する方針。

 当日朝に出発し、午後に引き渡しが完了した。どうぶつ王国の担当者は「ほっとしている。元気に育って繁殖してくれたら」と話した。

 今月下旬にもひな数羽を移送する予定。山頂付近の飼育ケージには、どうぶつ王国のほか、長野県や石川県の施設からもライチョウを移す計画があるという。

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