川内原発訴訟、上告を断念

 九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の国による設置許可の取り消しを住民らが求めた訴訟で、一審に続き請求を退けた8月27日の福岡高裁判決に関し、住民側は10日、上告を断念したと明らかにした。「多数の誤った事実認定がなされている判決を前提として、最高裁で争うことには限界がある」と判断した。10日が上告期限だった。

 住民側は高裁判決について「原発の稼働ありきで国民の生命や身体の安全をないがしろにする、到底容認できないもの」と批判。「不当判決が確定してしまうことは痛恨の極みではある」との認識も示した。

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