建物被害1700棟超に、静岡

静岡県庁で開かれた台風15号に伴う被害に関する会議=8日午前

 静岡県は8日、台風15号の通過に伴い県中部を中心に発生した突風や大雨などによる被害を受け、鈴木康友知事を本部長とする会議を開いた。同日午前6時時点の集計で、重軽傷は34人、損壊や浸水の被害に遭った建物は約1700棟と報告された。牧之原市で停電が続いており、熱中症対策として、10日まで県の保健師を1日当たり10人派遣すると明らかにした。

 鈴木知事は復旧復興完了まで長期化する恐れがあるとし「災害関連死の防止を図ってほしい」と述べた。

 牧之原市や吉田町などでは5日に突風があった。気象庁は7日、現地調査の結果、牧之原市での突風は竜巻と認められると発表した。

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