オウム被害坂本弁護士一家を追悼

坂本堤弁護士一家殺害事件の慰霊碑前であいさつする日弁連の渕上玲子会長=6日午前、新潟県上越市

 オウム真理教幹部らによる坂本堤弁護士一家殺害事件で、坂本さん=当時(33)=が新潟県上越市で、妻都子さん=同(29)=が富山県魚津市でそれぞれ遺体で見つかって30年となる6日、日弁連の渕上玲子会長が発見現場を訪問し追悼した。上越市の慰霊碑で「困っている依頼者のため、当然の仕事をしただけだった」と坂本さんを振り返り、犯行を「許しがたい暴挙」と非難した。

 渕上会長は魚津市のキャンプ場にある慰霊碑も訪問。地元住民らと共に一家をしのび、献花や黙とうをした。坂本さんの事務所の先輩だった小島周一弁護士は「当時生まれていない若い弁護士もこれから増えていく。逆恨みや妨害にひるまず、やるべきことをやるよう伝え続ける」と話した。

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