秋篠宮家の長男悠仁さまの成年式が6日、執り行われ、悠仁さまは皇居・宮殿で中心儀式「加冠の儀」に臨まれた。男性皇族が成人した際、皇室の慣例で催す重要儀式で、1985年の秋篠宮さま以来40年ぶり。悠仁さまは昨年18歳で成人を迎えたが、大学受験のため、19歳の誕生日での開催となった。
6日朝、天皇陛下の使者が東京・元赤坂の秋篠宮邸を訪れ、悠仁さまは「冠を賜うの儀」で成年の冠を受け取った。
午前10時から皇居・宮殿「春秋の間」で加冠の儀を実施。悠仁さまは未成年用の古式装束と額当て「空頂黒サク」を着用して、いすに座り、侍従が額当てを外して、陛下から授かった燕尾纓の冠をかぶせた。天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻ら皇族のほか、石破茂首相ら三権の長らが参列した。
悠仁さまは両陛下の前に進み出て謝意を伝え、主催した秋篠宮ご夫妻に「式を挙げていただき、誠にありがとうございます。成年皇族としての自覚を持ち、その務めを果たしてまいりたいと存じます」と述べた。