【ニューヨーク共同】生成人工知能(AI)開発に著作を不正に使われたとして、作家らが米新興企業アンソロピックをカリフォルニア州の連邦地裁に訴え、15億ドル(約2200億円)を原告に支払う和解案に合意したことが5日、分かった。地裁から承認されれば正式に決まる。AI関連の著作権侵害訴訟として最大の支払額になるという。
アンソロピックは「チャットGPT」を開発したオープンAIの競合相手として米アマゾン・コムなどが出資。著作権を巡り訴訟を長期化させるよりも開発を急ぎたいとの意識が働いたとみられる。
アンソロピックは今年8月に原告側と和解に合意したが、条件は明らかにされていなかった。