文部科学省は正式な教科書に位置付ける方向で検討を進めるデジタル教科書について、教科の特性や児童生徒の発達段階に応じた活用方法に関するガイドラインを策定する方針を固めた。中教審の作業部会が5日に示す審議まとめの素案に策定することを盛り込む。関係者への取材で4日、分かった。
2月の作業部会の中間まとめは、紙とデジタルに加え、その両方で構成する「ハイブリッド」形式を正式な教科書と位置付け、各教育委員会がどれを使うか選択するとしている。ガイドラインは教委の採択や、教科書会社の編集・発行をしやすくする狙いがある。