対ロシア、弱腰指摘に声荒らげる

 【ワシントン共同】トランプ米大統領が3日、ホワイトハウスで記者団の取材に応じた際、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する追加制裁に踏み切らない理由を問われて「なぜ行動していないと言えるのか。そんな話はするな」と声を荒らげて反論する場面があった。自ら仲介している和平交渉が膠着状態に陥る中、対ロで弱腰とみられて怒りを爆発させた。

 質問したのはポーランドメディアの記者で「ロシアのプーチン大統領へのいら立ちや失望を何度も示しているが、行動には一切移していない」と指摘した。

 これに対してトランプ氏は「2次制裁」としてロシア産原油を購入するインドの関税を引き上げたことに触れて「ロシアに多額の損失をもたらす措置を取っても、何も行動していないと言えるのか」と訴えた。

 さらに「第2弾、第3弾の措置をまだ実行していない」とも主張。「何の行動もしていないと言うなら、あなたは新しい仕事を探した方がいい」とまくしたてた。

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