立憲民主党の野田佳彦代表は2日の常任幹事会で、来週中に両院議員総会を開き、役員人事を実施する考えを表明した。「自民党より早く体制を整備する。執行役員を含めた骨格人事に着手したい」と強調した。参院選の伸び悩みを受け、党内には執行部の責任を問う声が根強く、小川淳也幹事長や大串博志選対委員長が交代するかどうかが焦点となる。
立民は、改選22議席から横ばいに終わった参院選結果を「事実上の敗北」と総括した。交流サイト(SNS)対策強化のための「特命チーム」設置や、広報部局の予算、人員を手厚くするなどの党改革を打ち出した。