2人殺害放火、無罪主張

札幌地裁

 北海道北広島市で2022年9月、入居する自立支援施設に放火し男女2人を焼死させたとして、殺人と現住建造物等放火の罪に問われた無職荻野正美被告(70)は2日、札幌地裁(井戸俊一裁判長)の裁判員裁判初公判で起訴内容を認めた。弁護人は「当時、被告は心神喪失で刑事責任を負わせることはできない」として無罪を主張した。

 起訴状などによると、施設を運営するNPO法人の理事長で、管理人として住み込んでいた盛誠逸さん=当時(71)=を殺害しようと考え、22年9月30日、自室などに灯油をまいて火を放ち、施設を全焼させて盛さんと入居者の黒川敏江さん=当時(51)=を焼死させ殺害したとしている。

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