【ハバロフスク共同】ロシアの北極・南極学術調査研究所は1日、南大西洋のサウスジョージア島沖を漂流する世界最大の氷山「A23a」の面積が9月初めまでに、6月初めの2730平方キロから36%縮小し、約1750平方キロになったと発表した。面積約2200平方キロの東京都より小さくなった。3カ月間にA23aから大きな三つの氷塊が分離したという。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、A23aは元は南極大陸で2番目に大きなフィルヒナー・ロンネ棚氷の一部だったが、1986年に分離した。南極大陸沖の海底に30年以上座礁した状態にあったが、2020年ごろから北に向かい漂流を始めた。