富山に秋告げる優雅な舞

「おわら風の盆」が始まり、編みがさを目深にかぶって舞う女性たち=1日夕、富山市

 秋の訪れを告げる富山市八尾町の伝統行事「おわら風の盆」が1日、始まった。編みがさを目深にかぶり、法被や浴衣を着た男女が三味線や胡弓の音色に合わせて踊り歩き、多くの観客が見入った。3日まで。

 毎年訪れる富山県氷見市の会社員茶山信彦さん(55)は「物悲しい胡弓の音色と踊りがマッチしている。1年に1回の楽しみ」と話した。栃木県那須塩原市の女性(64)は「今まで見てきた祭りで一番」と感激した様子だった。

 約300年の歴史があり、稲が風水害の被害に遭わないようにという願いが込められている。

 米紙ニューヨーク・タイムズは1月、「2025年に行くべき52カ所」に富山市を選んだ。

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