3年連続「最も暑い夏」に

気象庁=東京都港区

 気象庁は1日、夏(6~8月)の日本の平均気温が平年を2・36度上回り、1898年の統計開始以降で最高になったと発表した。これまでの記録だった2023、24年の値(いずれもプラス1・76度)を大きく更新。3年連続で最も暑い夏となり、気温上昇に歯止めがかからない状態が続く。同庁は、専門家による「異常気象分析検討会」を5日に開き、要因を調べる。

 気象庁によると、今後1カ月は全国的に平年より気温が高くなる見通しで、引き続き熱中症対策が必要だ。

 今年は6月から太平洋高気圧が日本に向かって張り出した他、偏西風が平年より北寄りを流れ、暖かい空気に覆われやすい状態が続いた。40度以上となった地点数は延べ30に上り、過去最多に。8月には群馬県伊勢崎市で41・8度を観測し国内最高記録を更新した。

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