朝鮮人虐殺犠牲者を追悼

関東大震災時に虐殺された朝鮮人らの追悼碑(手前)=1日午前、東京都墨田区の都立横網町公園

 1923年の関東大震災から102年となった1日、「井戸に毒を入れた」といった流言が広がり自警団などに虐殺された朝鮮人らの追悼式が東京都墨田区の都立横網町公園で開かれた。

 73年、同公園に追悼碑が建てられ、翌年から日朝協会などが毎年式典を開催。2016年までは歴代都知事が追悼文を寄せていたが、小池百合子知事は17年以降、送付を取りやめた。小池氏は理由について「(都慰霊協会主催の大法要で)全ての方々に慰霊の気持ちを表してきた」と話す。

 関東大震災では「朝鮮人が暴動を起こした」などの流言飛語が広まり、自警団や警察、軍隊が朝鮮人や中国人を殺傷した。

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