和歌山県太地町で1日、イルカやゴンドウクジラなど小型鯨類の追い込み漁が解禁された。反捕鯨団体などの抗議活動を監視する警察官らが警戒する中、地元漁協に所属し、漁を行う「太地いさな組合」の漁船が日の出とともに出港した。
追い込み漁は、複数の漁船が沖合から小型鯨類を同町の畠尻湾に追い込んで捕獲する伝統の漁。来年春まで続く。
出港時には、漁の廃止を訴える十数人が横断幕を掲げるなどしたが、大きな混乱はなかった。