【独自】成田―スカイツリー、30分台で

京成電鉄の新型有料特急の運行イメージ

 京成電鉄が成田空港と観光名所の東京スカイツリーの間を30分台でつなぐ新型有料特急を2028年度にも導入することが31日、分かった。直通運転で利便性を高め、一部区間で在来線を使う必要がある現在と比べて10分前後短縮する。成田空港の機能拡張でインバウンド(訪日客)を中心に輸送需要が高まることに対応する。

 天野貴夫社長(59)が共同通信のインタビューで明らかにした。成田空港は28年度末までに滑走路を新設・延伸する計画で、航空旅客数は現在の年間4千万人から7500万人に増えると想定されている。天野氏は成田空港への主要鉄道路線を担う事業者として「大きな投資、設備改良が必要になってくる」と述べた。新型特急の導入にかかる費用は400億円程度を見込んでいる。

 スカイツリーの最寄り駅は押上。成田空港駅と押上駅の間は現在、有料特急「スカイライナー」と在来線を乗り継ぎ、所要時間が最速で45分程度となっている。

 スカイライナーは成田空港へのアクセスの主力を担い、年間利用者は840万人に上る。

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