京都五花街の一つ、祇園東による秋の舞台「祇園をどり」が11月に行われるのを前に、出演する芸妓や舞妓が31日、会場となる京都市東山区の祇園会館でパンフレット用の写真撮影に臨んだ。彩り豊かな衣装に身を包み舞台の上でポーズを決めると、会場は華やかな雰囲気になった。
今年の演目は「末広扇草紙」。扇にまつわる物語で16人が出演する。来年以降に芸妓になるという富瑛梨さん(20)は「舞妓として最後の祇園をどりなので頑張りたい。お扇子の動きに注目してほしい」と話した。
公演は11月1~10日の1日2回。問い合わせは祇園東歌舞会、電話075(561)0224。