室町幕府3代将軍の足利義満(1358~1408年)が、石清水八幡宮(京都府八幡市)の要職人事を任命したことを示す古文書が見つかったと、同八幡宮が30日発表した。朝廷が持っていた八幡宮の人事権に将軍家が介入していたとする史料はあったが、専門家は義満の関わりが明確になったのは初めてで、重要な史料と指摘した。
古文書は、国の重要文化財「石清水八幡宮文書」を修理する中で見つかった。15~16世紀に作成された八幡宮の要職人事をまとめた文書を補強していた台紙を剥がし裏側を確認したところ、僧侶の高清を八幡宮のトップ「社務職」にする義満の意思を伝達した「御教書」の内容が記されていた。