外国で取得した運転免許を日本で有効な免許に切り替える「外免切り替え」制度について、政府は29日、住民票のない観光客を制度の適用外とし、審査を厳格化する運用変更を10月1日に始めると決めた。「知識確認」では出題数を現行の5倍の50問とし、9割以上の正答を要件とする。実際に車に乗って行う「技能確認」の項目も追加。交通ルールの浸透を図る。
政府が進める外国人材の受け入れ拡大や、インバウンド(訪日客)の増加などを背景に、同制度を含め、日本国内で運転できる免許を取得する外国人は増えている。現行ではホテルなどを一時滞在先とし、日本に居住しない観光客らも同制度を利用できるが、10月からは国籍を問わず住民票の写しの提出を原則とし、観光客は適用外となる。
知識確認は現在、約20カ国の外国語に対応し、正誤問題10問中7問以上の正答で通過となる。国会などで「簡単すぎる」との指摘があり、制度を見直した。試験場でコースを走る技能確認の通過率は3割程度だが、横断歩道や踏切通過時などの確認項目を追加する。