千葉県大網白里市は29日、ドメスティックバイオレンス(DV)を受け支援措置対象である女性の住所が記載された戸籍付票の写しを、加害者とされる夫に誤って交付したと発表した。夫から手紙が届き、住所の漏えいが発覚した。交付制限をかけていなかったのが原因で、市は女性に謝罪。転居費用の賠償について協議している。
市によると女性は本籍地が大網白里市で、2022年9月、現住所の自治体を通じて支援措置の申し出があったが、交付制限をかけていなかった。23年1月、夫からの請求を受けて戸籍付票の写しを交付した。
金坂昌典市長は「深くおわび申し上げる。再発防止策を徹底する」とのコメントを出した。