29日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日終値からの下げ幅は一時200円を超えた。引き続き高値圏で推移していることから、当面の利益を確定するための売り注文が優勢となった。
午前終値は前日終値比185円82銭安の4万2642円97銭。東証株価指数(TOPIX)は15・83ポイント安の3073・95。
割高感が意識された銘柄が売られ、相場を下押しした。朝方発表された7月の鉱工業生産指数速報が前月比マイナスとなり、投資家心理が悪化した。外国為替市場での円高ドル安の進行を受け、業績への悪影響が懸念される輸出関連株の値下がりが目立った。