長崎の海自隊員自殺、国が解決金

 海上自衛隊佐世保基地(長崎県佐世保市)が母港の護衛艦「あけぼの」で、男性乗組員=当時(20)=が2021年に自殺したのはパワハラや長時間労働が原因だとして、遺族が国に損害賠償を求めた訴訟は29日、国側が長時間労働に従事させたことを認め解決金を支払う内容で、長崎地裁佐世保支部(塩原学裁判長)で和解が成立した。

 原告側などへの取材で分かった。亡くなった西山大弥さんの遺族代理人や訴訟記録によると、3月に地裁支部が和解案を提示。和解条項では、国側が長時間労働に従事させ、強度の心理的負荷をかけたことを認め、若手隊員らの健康状態の把握を徹底する。解決金の額は明らかになっていない。

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