大阪府と大阪市は28日、大阪・関西万博のシンボル、大屋根リングの保存を巡る関係機関の実務者会合で、保存を検討する2カ所のうち北東部約200メートルの優位性が高いと説明した。会場跡地の再開発では「原形に近い形での活用」に限って事業者を公募する方向で検討。入札不調となった場合、改修・維持の財源に会場運営費の黒字分を充てる案も示した。
関係者が明らかにした。府市は保存対象を北東部に一本化する方向。非公開の会合では、もう一方の南西部約350メートル分と比べて夢洲駅からのアクセスが良いといった点を説明した。9月中旬にも正式に方針を決める。