福岡市東区の「海の中道大橋」で2006年に起きた飲酒運転事故で、子ども3人を亡くした大上かおりさん(48)が28日、北海道の事故で教え子が犠牲になった元高校教諭らと福岡市で対談した。事故の悲惨さや生きづらさを語り合い、大上さんは「飲酒運転をなくす活動が、周囲を巻き込んで広がっていけば良い」と訴えた。
15年に高校生の教え子を亡くした北海道砂川市の小田島数幸さん(64)が「飲酒運転をなくすには、若者の強い意志が必要だ」と語気を強めた。11年に福岡県粕屋町で起きた事故で息子を失った山本美也子さん(57)は「遺族は悲しみを抱えながら生きていかなければいけない」と語った。