石破茂首相は28日、南米エクアドルのノボア大統領と官邸で会談し、エネルギーの安定供給に向けた連携を要請した。エクアドルは豊富な原油産出量を誇り、鉱物資源も保有する。ノボア氏は米国の関税措置に言及し、貿易や投資、治安分野を中心に日本との協力を強化したいとの認識を示した。
エクアドルは経済や外交で存在感を増す新興・途上国「グローバルサウス」の一角で、エクアドル大統領の訪日は2018年9月以来。
首相はエクアドルについて「価値や原則を共有する重要なパートナーだ」と強調した。日本企業の進出に向けたビジネス・投資環境の整備を求めた。