【キーウ共同】ロシア軍は27日深夜から28日朝にかけて、ウクライナの首都キーウをミサイルや無人機で大規模攻撃した。市当局によると、子ども4人を含む19人が死亡した。犠牲者はさらに増える可能性がある。市内の在ウクライナ欧州連合(EU)代表部や英国の文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」の建物も損傷。欧米諸国から非難の声が相次いだ。
キーウへの攻撃としては、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が15日に米アラスカ州で会談して以降、最大規模。米国のケロッグ・ウクライナ担当特使はX(旧ツイッター)で「トランプ氏が追求する和平を脅かす」と批判。米国が仲介する和平交渉にも影響しそうだ。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアは交渉ではなく、ミサイル攻撃を選んだ。停戦と外交を求めてきた世界中の人々に対する明確な回答だ」と非難した。