核ごみ交付金で防災拠点

九州電力玄海原発(奥)が立地する佐賀県玄海町=6月

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が進む佐賀県玄海町が、2025年度分の交付金10億円を新たな防災拠点の整備費に充てる方針を固めたことが28日、町への取材で分かった。9月の定例町議会に関連議案を提出する方針。

 町は、災害対策本部や応援部隊の執務スペースとして3階建ての拠点を設計中で、この整備費に充てる。28年度の供用開始を目指す。

 玄海町での文献調査は昨年6月に始まり、期間は2年程度が見込まれる。交付金は25、26年度の2年間で最大20億円支給、調査を受け入れた自治体が5割以上を受け取り、残りを都道府県や近隣自治体に配分できる。

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