福岡県弁護士会は28日、依頼者に虚偽の報告をしたなどとして、副会長の塗木麻美弁護士(52)が日弁連から25日付で業務停止1カ月の懲戒処分を受け、副会長を辞任したと発表した。懲戒をしないとした県弁護士会の2023年の決定に依頼者が異議を申し立てていた。
県弁護士会によると、19年、遺産分割調停の申し立てをしたと依頼者にうその報告をしたり、調停から移行した審判の不服申し立て手続きの説明をしなかったりした。