東京都は27日、女性活躍を推進するための条例制定に向けた有識者検討会の最終会合を開いた。都は検討会の意見を踏まえた条例案を議会に提出する方針で、女性が能力を発揮しやすい環境整備を企業などに求める方向で調整している。今後、提出時期を詰める。
企業などの主体的な取り組みを重視し、罰則は盛り込まない方向。実効性を高めるため、ガイドライン策定を検討する。
小池百合子都知事は会合で「自分らしく活躍できる社会の実現に向けて全力で取り組む」とあいさつした。委員からは、「条例化は女性活躍が当たり前になるための一歩」などの意見が出た。