【ロサンゼルス共同】米民主党で将来の大統領候補と目されるカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(57)が、交流サイト(SNS)やグッズで政敵のトランプ大統領(共和党)が好むデザインを模倣している。パロディーとしてトランプ氏を皮肉りながら、国民の注目を浴びて存在感を高める戦略だ。
「まもなく『MAGA』は全く新しい意味を持つ!」。ニューサム氏は24日、X(旧ツイッター)にこう投稿した。MAGAはトランプ氏のスローガン「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(米国を再び偉大に)」の頭文字。ニューサム氏の投稿は、強調したい内容に大文字や感嘆符を多用するトランプ氏のスタイルに酷似している。スローガンを「メーク・アメリカ・ギャビン・アゲイン(米国を再びギャビン色に)」と入れ替えた旗の画像付きだ。トランプ氏が昨年の大統領選で使った旗に似せている。
ニューサム氏はこうした戦略を8月に始めた。支持者以外の目にも留まり、米メディアによると、Xのフォロワーは25万人以上増えた。