【テヘラン共同】イランと英仏独は26日、イラン核開発問題を巡り、外務次官級協議をスイス・ジュネーブで開いた。終了後、イラン外務省のバガイ報道官は国営テレビで、双方がそれぞれの立場を説明し「対話継続で合意した」と述べた。英仏独が国連安全保障理事会の対イラン制裁を復活させれば「その影響は欧州にも及ぶ」とけん制したことも明らかにした。
イランのガリババディ外務次官も協議後、Xで「引き続き相互に有益な外交的解決に尽力する」と強調した。英仏独は公式なコメントを出していない。
英仏独はイランに対し、米国との核協議の早期再開やウラン濃縮活動などでの大幅な譲歩を要求している。