埼玉県の大野元裕知事は26日の定例記者会見で、1923年の関東大震災で虐殺された朝鮮人を追悼するため、市民団体が9月4日にさいたま市内で開く式典に追悼文を送付する考えを明らかにした。県によると、大野氏が式典に追悼文を送るのは昨年に続き2回目。
大野氏は会見で「失われた命を悼み、御霊が安らかであることを祈念するもので、犠牲になられた全ての方を追悼するものだ」と説明。昨年と同じく、市民団体側から追悼文の依頼があったと述べた。
同様の式典を巡っては、東京都の小池百合子知事が今月1日、9年連続で追悼文を送らない意向を示した。