東北新幹線下りのやまびこ63号が24日に大宮―小山間を走行中、緊急停車したトラブルで、JR東日本は26日、連結に関わる装置の誤作動で異常を検知し、非常ブレーキがかかったと明らかにした。やまびこ63号はE5系10両編成で他の列車との連結はなく、単独での運行。誤作動があったのは、連結したのを認識して運転席の電気系を切り替える装置で詳しい原因を調べる。走行中に連結が外れるトラブルとの関連は不明だという。
JR東によると、装置は先頭車両の運転席にある。連結がない「分割」モードで走行していたが、誤作動により「連結」モードに切り替わり、異常と認識されたという。過去に同種のトラブルは確認されていない。
本来は別の列車に連結したのをシステムが認識した際、装置は自動的に「連結」モードに切り替わる。再発に備え、復旧マニュアルを作成したといい、JR東は「原因究明を急ぎ、他の編成も点検を進める」としている。