奈良・桜井で「そうめん」踊り

大神神社の感謝祭で奉納された「三輪そうめん掛唄」=26日午前、奈良県桜井市

 「三輪そうめん」産地の奈良県桜井市にある大神神社で26日、夏の繁忙期を終えた生産者らが感謝祭を開いた。製造工程を踊りで表現した「三輪そうめん掛唄」を奉納、業界の発展を祈った。

 神社には、お告げに基づいて神主が作ったそうめんの原型が飢饉から人々を救ったという言い伝えがある。掛唄保存会の女性らが、かすりの着物に赤たすき、前かけ姿で、そうめんに見立てた毛糸を用いて演じた。

 奈良県三輪素麺工業協同組合の小西幸夫理事長(75)は「量産はできていないが、高級品の売れ行きが好調だった」と明るい表情で話した。

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