化学・事務用品「スリーエムジャパン」のグループ会社「スリーエムジャパンイノベーション」相模原事業所(相模原市中央区)の地下水から昨年10月、健康影響が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が国の暫定指針値の280倍に当たる高濃度で検出されたことが25日、分かった。
今年7月、同社側が市に提出した調査結果について、環境保護に取り組む市民団体「相模川さがみ地域協議会」が情報公開請求して判明した。
情報公開によると、事業所敷地内に設けられた観測井戸4カ所のうち1カ所で、PFAS代表物質のPFOAとPFOSの合計値が1リットル当たり1万4千ナノグラム検出された。