週明け25日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台前半で取引された。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が22日、米ジャクソンホールで開かれた経済シンポジウムで利下げの可能性を示唆し、日米金利差の縮小を見込んだ円買いドル売りの流れが強まった。
午後5時現在は前週末比1円27銭円高ドル安の1ドル=147円33~35銭。ユーロは05銭円安ユーロ高の1ユーロ=172円34~38銭。
日銀の植田和男総裁が23日に同じシンポジウムで講演し「(日本の)賃金には上昇圧力がかかり続ける」と述べ、日銀による追加利上げが意識されたことも円高ドル安が進む一因となった。