人の骨か、長生炭鉱で3本回収

長生炭鉱から回収された骨とみられる物=25日午後、山口県宇部市

 戦時中に朝鮮人を含む183人が犠牲になった山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」で25日、遺骨回収の潜水調査をしていた民間団体が骨と見られる物を3本回収した。県警が人骨かどうか鑑定する。

 3本はそれぞれ長さ約42センチ、29センチ、23センチの黒い棒状。民間団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」によると、韓国人ダイバー2人が海中の坑道内を調査したところ、骨のような物を多数発見し、うち3本を回収。会の関係者が県警に通報した。

 長生炭鉱は1942年2月、坑内へ海水が流れ込む事故が発生。朝鮮人と広島、沖縄両県出身の日本人らが死亡した。

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