政府は25日、オーストラリア海軍の新型艦導入計画を巡り、共同開発の最有力候補に日本が選ばれたのを受け、関連企業と官民合同推進委員会の会合を防衛省で開いた。中谷元・防衛相は来年初めに最終契約が見込まれるとし「官民一体でプロジェクトの成功に取り組もう」と呼びかけた。
日本はドイツと最終選考で争っていた。三菱重工業が建造する海上自衛隊の最新鋭護衛艦「FFM」(もがみ型)をベースに共同開発することを提案、オーストラリア政府は日本と優先交渉に入ると決めた。
価格交渉で最終合意すれば、殺傷能力のある護衛艦の輸出が初めて決まる。