消防隊員2人が犠牲になった大阪市の繁華街・道頓堀のビル火災で、市は25日、延焼の一因になったとされる屋外の装飾広告について、防炎措置を取った素材で申請されていたと明らかにした。横山英幸市長は規制が緩和されている道頓堀川沿いに関し、屋外広告物の適正性を確認するよう指示したと記者団に明らかにした。
火災で市は、外壁の装飾広告が延焼経路と推定されると発表。隊員2人は延焼した7階建てビルで活動中だった。申請を受け付けた市建設局によると、書類に記載されていたのは防炎製品の「ターポリン」。書類上の不備がなければ、許可に際して現物の確認は必要としない仕組みという。