ハメネイ師「米国に立ち向かう」

イランの最高指導者ハメネイ師(ゲッティ=共同)

 【テヘラン共同】イランの最高指導者ハメネイ師は24日、首都テヘランで演説し、敵対する米国について「イランを服従させようとしている」と非難した。核開発活動の完全停止を迫るトランプ米大統領が念頭にあるとみられ「米当局者の言動はイランを侮辱している。力強く立ち向かう」と強調した。国営イラン通信が報じた。

 ハメネイ師はイスラエルによるイラン攻撃に参戦した米国を批判し「国民は国を守るため団結しており、侵略を防ぐことができる」と述べた。

 イラン核問題を巡り、米イラン両政府は4月から協議を続けたが、6月のイスラエルの攻撃で頓挫した。トランプ氏はイランの核施設爆撃に踏み切り「完全に破壊した」と成果を誇示。イランが核開発を続けた場合の再攻撃を警告している。

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