再調査委は事実誤認と主張

中2いじめ自殺問題を巡り、開かれた集会で話す元校長の金子圭一氏=24日午後、北海道旭川市

 北海道旭川市でいじめを受けた市立中2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が2021年に自殺した問題で、中学の元校長金子圭一氏(65)が24日、同市で開かれた集会に出席し、対談形式で意見を述べた。いじめと自殺に因果関係があるとした再調査委員会の認定に「事実誤認がある」と主張した。

 金子氏は、広瀬さんの問題が報道された後、自身や教員のほか、「加害者とされた生徒も過剰な報道や中傷の被害に遭った」とも述べた。

 広瀬さんを巡り、当初調査した第三者委員会はいじめと自殺の因果関係は「不明」とし、遺族側が再調査を要望。再調査委は24年6月、7件のいじめを認定し「いじめがなければ自殺は起こらなかった」とする調査結果を公表した。遺族側は25年2月、市に損害賠償を求めて提訴した。

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