24日午後2時10分ごろ、東北新幹線下りのやまびこ63号が大宮―小山間を走行中、非常ブレーキが自動でかかり、埼玉県久喜市内で緊急停車した。乗客約560人や乗員にけがはなかった。この影響で東京―盛岡間の上下線が運転を見合わせ、約3時間後の午後5時ごろ、全面再開した。JR東日本は車両に何らかの故障が発生し、非常ブレーキが作動したとみて詳しい原因を調べる。
同社によると、やまびこ63号は「E5系」10両編成。停車後も車内の空調装置が機能し、体調不良を訴える乗客はいなかった。現場での車両点検で自力走行できると分かり、午後3時55分ごろ、速度を落として運転を再開した。