農業直撃「収穫全滅」と悲鳴

水に漬かったトマトの苗の片付け作業=11日、熊本県八代市(服田強さん提供)

 熊本県が10~11日に記録的大雨に見舞われ、一部で大雨特別警報が発表されて24日で約2週間。各地で河川が氾濫して広範囲で浸水し、お盆時期の観光業のほか、国内有数の産地であるトマトやイチゴなどの生産にも影響が及んだ。農林水産業関連の被害額は20日時点で約151億円。一部の生産者からは「今期の収穫は全滅だ」と悲鳴が上がる。

 「経験したことのない雨。全部やり直しだ」。トマトの年間収穫量が日本一の熊本県。主要産地の八代市で栽培する服田強さん(49)が肩を落とす。ビニールハウス内で約3万本の苗が水に漬かり、水やりに使用するモーターなども故障した。

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