実態解明と記憶継承訴える

シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集いで、献花し手を合わせる人たち=23日午後、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑

 戦後にシベリアやモンゴルに抑留され、強制労働に従事し死亡した日本人犠牲者らを追悼する集いが23日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で開かれた。抑留経験者ら約180人が参列し、実態解明や記憶の継承の必要性を訴えた。集いは2003年から毎年開催されており23回目。

 主催したシベリア抑留者支援センターの世話人で、自らも経験した西倉勝さんは「教訓を生かさなければならない」とあいさつした。

 集いの後には、オンラインで犠牲者の名前を一人ずつ読み上げる追悼イベントを開催した。

 厚生労働省によると、シベリアやモンゴルに抑留された約57万5千人のうち、約5万5千人が抑留中に亡くなった。

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