証券大手各社の子会社が、上場企業の投資家向け広報(IR)など株主対応を支援する事業を強化している。企業間の株式持ち合いの解消が進む中、物言う株主などの機関投資家が台頭。企業統治などに厳しい目が向けられており、投資家との意思疎通を円滑にするニーズが高まっている。
みずほ証券子会社のみずほインベスター・リレーションズ(東京)は、5年以内にIR部門のコンサルタントを現在の十数人から1・5倍、売上高は倍増(金額は非開示)を目指す。
SMBC日興証券子会社の日興アイ・アール(東京)は、株主調査などを手がける米国系のソダリ・ジャパンと2024年に業務提携した。