【ニューヨーク共同】米東海岸で最大級のアニメイベント「アニメNYC」が24日までの日程で、ニューヨークで開かれている。日本が基幹産業と位置付けるアニメや漫画の輸出拡大につなげる絶好の機会だが、トランプ政権による高関税が影を落とす。値上げによる日本からの買い控えを打ち明けるファンや業者もいた。
イベントは21日からの4日間で10万人の来場者を見込む。日本の声優や制作者もゲストとして参加。フィギュアやトレーディングカード、ぬいぐるみを販売するブースに人だかりができていた。
イベントの盛り上がりとは対照的に、販売業者は関税を理由に仕入れで数%から15%が上乗せされていると表情を曇らせた。